ここでは、ランニングでダイエットを成功させるコツと、効果的な走り方について解説していきます。
無理のない時間と距離を設定して走る
ランニングを始めたばかりだと追い込んでしまいがちですが、最初から無理に長い距離を走る必要はありません。
はじめは5分走って5分歩くといった流れを3回セットで行い、慣れてきたら徐々に走る時間や距離を増やしていくのがおすすめです。無理のない時間と距離を設定して走りましょう。
朝の時間帯に走るのがベスト
よりダイエットの効果を高めるためには、脂肪の燃焼が活発に行われる朝の時間、特に食事前のタイミングが良いとされています。空腹時は脂肪をエネルギーとして効果的に燃焼できるため、ダイエットに与える効果も高まります。
ただし、食事を全く摂らないのはNG。エネルギー不足や脱水を避けるためにも、走る前にはバナナやエネルギーゼリーなど軽めの食事をとり、こまめな水分補給を心掛けましょう。
朝起きてすぐは身体が動きにくく怪我をしやすいため、十分に準備運動を行ってから走るなど細心の注意を払うことが大切です。
20分間以上、お話ができるくらいのペースで
走るペースはゆっくりで問題ありません。おしゃべりができるくらいのゆっくりとしたペースで走る方が、ダイエットには効果的だとされています。
20分以上走ると脂肪燃焼がされやすくなるため、よりダイエット効果を高めたいのであれば、20分以上を目安に有酸素運動を行うのがおすすめです。
まずは30分で3.5km~4.0kmくらいを目標にトライしてみましょう。
走る頻度は週に3回程度がおすすめ
走る頻度は、毎日でなくても大丈夫です。おすすめは週に3回程度、無理なら週1でもOK。とにかく継続させることがダイエットへの1番の近道です。
また、ランニングによってダメージを受けた筋肉を回復させるために「休養」することも大切。毎日走り続けるのではなく適度に休息日を設けて、疲労を回復させましょう。
正しいフォームを意識する
- ・目線はまっすぐにする
- ・軽く前傾姿勢になるように意識
- ・胸を張り、腕を後ろへ引く
- ・足は体(重心)の真下に着地する
正しいフォームを意識することは、エネルギーの消費を最小限に抑えることに繋がります。
目線は正面を向くように軽く前傾姿勢を意識しながら、体の軸がまっすぐの状態にします。ただし前のめりになり過ぎないように注意しましょう。
また、着地する際はつま先ではなく、足のかかとから中央部で着地することを意識しましょう。走行時のフォーム・シューズ・筋力・関節柔軟性により着地場所は人それぞれ異なりますので、練習を重ねてご自身にあった着地を目指しましょう。
ランニング前後のストレッチは入念に行う
走る前は、必ず入念なストレッチを行いましょう。
肩甲骨周りをほぐす、ふくらはぎを伸ばす、太もものストレッチをするなどでケガの防止はもちろん、筋力向上にもつながります。
また、走った後のクールダウンも忘れずに。ゆっくりとストレッチすることで血液循環も促進されるため、ランニングによる疲労の回復を促すことが可能です。
ランニングと並行して筋トレをプラスする
ランニングにトレーニングもプラスして筋肉を動かすことで、ダイエット効果が高まります。さらに、身体を大きく動かすトレーニングでランニング時によく使う部分を鍛え、炎症や痛みなどのランニング障害の予防にも繋がります。
ランニングの効率をあげるためには、以下のようなトレーニングで、下半身、上半身、体幹部を鍛えるのがおすすめです。
- ・スクワットで重力に対抗するふとももの筋肉を鍛える
- ・膝をついて行う膝支持腕立て伏せで腕ふりに必要な筋肉を鍛える
- ・プランクでランニングの姿勢を維持する筋肉を鍛える
基本的にトレーニングは筋肉をしっかりと使用する運動なので、ランニング前後どちらに行っても効果的です。ただし、ランニングの前後でトレーニングをする目的は変えることができます。
例えば、ランニング前のトレーニングであれば使用する筋肉を事前に刺激することによって、ランニング時に全身を使用する意識をもつことができます。
一方、ランニング後のトレーニングはフォームを保持する筋肉を集中して鍛え、次回のランニングまでの身体づくりに役立ちます。
記録を付ける
ランニングでダイエットを成功させるためには、走った距離や消費カロリーの記録をつけるのもおすすめです。
記録をつけることで、自分が今までにどれくらいの距離を走ったのか、どれだけのカロリーを消費したのかを確認できるため、ランニングに対するモチベーションアップにも繋がります。
ノートに記録するのもよし、スマートフォンに記録するのもよし、自分が普段目にしやすいものに記録しましょう。
最近では、心拍数や血圧などを自動的に計測してくれるランニングウォッチなども登場しているので、そのような電子機器を活用するのもよいでしょう◎