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ウォーキングの効果とは?
心身ともに健康になれる効果的な方法を解説

ウォーキングの効果とは?心身ともに健康になれる効果的な方法を解説

ウォーキングの効果とは?

  • ・体脂肪の減少効果
  • ・生活習慣病の予防・改善
  • ・血流促進による体質改善
  • ・心身のリフレッシュ・ストレス軽減
  • ・地域社会への参加効果

ウォーキングには、心と体の健康維持にいい効果がたくさんあるとされています。主な効果は上記の通りです。それぞれみていきましょう。

体脂肪の減少効果

ウォーキングは誰でも簡単に長時間継続して行える有酸素運動です。有酸素運動は継続時間が長くなるほど脂肪をエネルギー源として使用する割合が増え始めます。そのため、長時間、気軽にできるウォーキングには、体脂肪の減少効果が期待できます。

生活習慣病の予防・改善

ウォーキングは、生活習慣病の予防と改善に効果的です。代表的なものでは、メタボリック・シンドロームの予防・改善効果が挙げられます。ウォーキングによって体脂肪が減り、代謝が向上。インスリンを活性化させ、内臓肥満や高血圧、高血糖などのメタボリック・シンドロームを防ぎます。その他にもウォーキングには以下のような健康効果があるとされています。

  • ウォーキングで予防・改善が見込めるもの
  • ・肥満解消
  • ・脂質異常症・動脈硬化改善
  • ・高血圧改善
  • ・血糖値の改善
  • ・肝機能改善
  • ・心血管疾患のリスクが低下
  • ・骨粗鬆症の予防

血流促進による体質改善

ウォーキングで「第2の心臓」とも呼ばれるふくらはぎを動かすことで、下半身から上半身への血の巡りが向上し、全身の血流がよくなります。血流が促進されることで、体質改善や血色改善が期待でき、低血圧、冷え性、むくみにお悩みの方には嬉しい効果が得られます。

心身のリフレッシュ・ストレス軽減

「気持ちいい」と感じるくらいの強度でウォーキングをすることで、「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。セロトニンには気持ちを落ち着かせられる作用があり、幸福感を得られるほか、モチベーションの向上や不安感軽減などの効果があるとされています。心身のリフレッシュとストレス解消にもウォーキングは有効です。

地域社会への参加効果

心身の健康促進だけでなく、コミュニケーションの活性化もウォーキングの1つの効果です。外出したり、地域のウォーキング大会に参加したりすることで、地域住民と関わる機会が増え、交友関係が広がります。

ウォーキングの効果が出るのはいつから?

ウォーキングの効果が出るのはいつから?

歩く速さや時間、頻度によって消費カロリーは変わるため、効果が出るまでの期間には個人差が大きくなります。早くて2週間目くらいから感じる人もいれば、3ヵ月ほど継続して初めて感じる人もいます。効果がみられないからといって焦らず、根気強く継続することが大切です。

ウォーキングの消費カロリーの計算方法

消費カロリーは、次の公式で求めることができます

  • 消費カロリー(kcal) = METs × 運動時間(h) × 体重(kg) × 1.05

※METs(メッツ):厚生労働省が定義している身体活動の強度。安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかを示す

厚生労働省「健康づくりのための指針2013」では、通常の歩行では3METsの運動強度に相当し、安静時の3倍のエネルギー消費と定義されています。ウォーキング(やや早歩き~かなりの早歩き)では4.3~5METsに上昇します。

以下は、やや早歩き(4.3METs)で、30分間(0.5h)ウォーキングをした場合のカロリーをシミュレーションしたものです。消費カロリーを計算する際の参考にしてください。

体重 消費カロリー
45kg 約101.6 kcal
50kg 約112.9 kcal
55kg 約124.2 kcal
60kg 約135.5kcal
65kg 約146.7kcal

正しいウォーキングのやり方

間違った歩き方をしてしまうと、効果を得られないばかりか、ケガのリスクが高まってしまいます。安全で効果的なウォーキングをするためには、「正しいフォームと歩き方を保つこと」「腹式呼吸すること」「ウォーキング前後にストレッチを行うこと」がポイントです。

ウォーキングの運動効果を高めるポイント

ウォーキングの運動効果を高めるには、「速度」「時間と距離」「時間帯・タイミング」の3つのポイントをおさえるのがおすすめです。無理のない範囲で取り入れてみましょう。

1.速度 ・少し速足で汗ばむくらいの速度
2. 時間と距離 ・ダイエット目的の場合は20分※~1時間程度
・1日5km~10km
3. 時間帯・タイミング ・午前中(特に朝)
・食前もしくは食後1時間

※脂肪をエネルギー源として使用する割合が増え始めるのがウォーキングをしてから約20分後のため

ウォーキングにプラスして取り入れたいこと

ウォーキングにプラスして取り入れたいこと

ウォーキングの運動効果をより高めるために、プラスして取り組みたいことをご紹介します。

専用のウォーキングシューズやウェアを着用する

安全にウォーキングをするためにも、動きやすい格好を意識するのが大切です。専用のウェアやシューズは動きやすく、快適なウォーキングをサポートしてくれます。専用ウェアは通気性や伸縮性のあるもの、使用する季節に合わせたものを選ぶようにしましょう。ウォーキングシューズは、デザインだけでなく、足とのフィット感や歩きやすさをみて選ぶのがおすすめです。その他、ウォーキング時にあると良いものを下記にまとめたので、参考にしてください。

  • 靴下:厚手で滑りにくいもの
  • インナー/トップス:吸汗性・速乾性に優れ、通気性のいいもの
  • ボトム:伸縮性のいいもの
  • アウター:UVカット素材(夏)、防寒・防風対策できるもの(冬)

食事

食事は、食物繊維(野菜・海藻類)やたんぱく質(肉・魚)、炭水化物(ご飯・パン)などをバランスよくとりましょう。特に筋肉の素となるたんぱく質は、運動後に意識して摂取するのがおすすめです。

また、ウォーキングは軽食をとってから行い、運動後30分ほど空けてから食事をするのが良いとされています。これは、空腹状態で有酸素運動をすると、脂肪燃焼効果は高まりますが、筋肉が分解されてしまう恐れがあるためです。また、運動直後は栄養の吸収が高まるため、普段の食事は少し時間を置くといいとされています。

筋トレ

筋トレを一緒に取り入れると基礎代謝がアップし、ウォーキングの効果が高まるとともに太りにくい体質になります。大きな筋肉である「太もも」に効くスクワットや、「体幹」に効くプランクなどがおすすめです。

ウォーキングの効果を高めて健康な毎日を目指そう!

手軽に取り組めるウォーキングは心身を健康に保つ効果が見込める運動です。ご自身の健康を維持するためにも、ぜひ習慣づけていってください。

スポーツオーソリティでは、ウォーキングに適したシューズが豊富に揃えられています。デザインや色、ブランドなどからお気に入りの一足を見つけ、ウォーキングの効果もモチベーションもアップさせましょう。