バスケットボールは、1チーム5人ずつが攻守を繰り返すスポーツです。ボールを持っているチームはオフェンス(攻撃)、持っていない方をディフェンス(守備)と呼び、オフェンスはドリブルやパスを駆使して相手コートのゴールを狙い、ディフェンスはそれを阻止しながら得点の多さを競います。
反則(バイオレーション・ファウル)の一例
- 【バイオレーション】
- ・キックボール(故意にボールを蹴る・足で止める)
- ・トラベリング(ボールを持ったまま3歩以上歩く)
- ・ダブルドリブル(1度止めてしまったドリブルを再びする)
- ・ボールの保有時間制限オーバー(3秒、5秒、8秒、24秒ルール)
- ・ゴールテンディング(シュートがゴールに向かって落ちているときにボールに触る)
- ・バックコートバイオレーション(オフェンスが相手コートにボールを入れてから自チームのコートにボールを戻す)
- 【ファウル】
- ・パーソナルファウル(故意に相手の体に触れて行動を妨げる)
- ・テクニカルファウル(相手や審判に対し、暴言や暴力など不適切行為を行う)
バスケットボールの反則は、大きく分けると「ファウル」と「バイオレーション」の2種類です。ファウルは、プレイヤー同士の接触や、不適切な言動などを指します。一方バイオレーションは、ファウル以外でルール上禁止されている反則行為です。
反則をすると、基本は相手チームのスローインからゲーム再開となります。ただし、シュートモーションに入った状態でディフェンス側がファウルした場合は、オフェンス側にフリースローを与え、得点のチャンスになってしまうため注意が必要です。
なお、バイオレーションを取られると相手ボールで再開となりますが、ファウルの場合は反則の回数が個人ごとにカウントされ、通常ファウル回数が5回に達すると退場になる罰則が課されるルールです。
得点の種類
バスケットボールでは、シュートを打つ場所によって得点数が変わります。下記にまとめましたので確認しましょう。
- ・3ポイントライン内:2点
- ・3ポイントライン外:3点
- ・フリースロー(相手の反則時に打つシュート):1点
相手コート内の一番外側、半円のようなラインは、3ポイントラインと呼ばれます。3ポイントラインの内側で打った場合は2点、3ポイントラインより外側では得られる得点は3点です。なお、3ポイントラインを少しでも踏んでいた場合は2点となります。
また、シュート時にディフェンスからファウルを受けた場合、与えられるフリースローは1本1点です。ファウルによってシュートが外れた場合は2本、シュートが入った場合は1本のフリースローが打てます。
試合時間
バスケットボールの試合時間は、10分を4回繰り返す計40分が基本です。10分の1回を「クオーター(Q)」と呼び、各クオーターの間にインターバル(休憩)をはさみます。また、第2Qと3Qの間のインターバルは「ハーフタイム」と呼ばれ、他のインターバルより休憩時間が長く取られるルールです。
第1Q | インターバル | 第2Q | ハーフタイム | 第3Q | インターバル | 第4Q |
10分 | 2分 | 10分 | 10分 or 15分 | 10分 | 2分 | 10分 |
なお、国内大会のハーフタイム推奨時間は10分ですが、大会によって変更が可能となっています
ボールの保有時間
バスケットボールでは、コートの場所によってボールを持っていられる時間に制限が設けられています。特に知っておきたいのが下記の2つです。
- ・8秒ルール
- ・24秒ルール
8秒ルールは、自陣から相手コートまで、8秒以内にボールを運ばなくてはならないというもの。また、24秒ルールは、自チームがボールを保有してから、24秒以内に相手ゴールにシュートしなければならないというルールです。