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硬式テニスラケットの選び方
おすすめラケット&バック・ケースをご紹介

硬式テニスラケットの選び方おすすめラケット&バック・ケースをご紹介

硬式テニスラケットの特徴とは?

腰の位置は高く意識する

硬式テニスと軟式テニスの大きな違いは、ボールの硬さです。硬式テニスは黄色い固めのボールを使用するので、軟式テニスよりボールのスピードが速いのが特徴です。軟式テニスに比べ、スピード感と迫力があり、ボールを打ったときの爽快感が硬式テニスの魅力といえるでしょう。

硬式テニスは扱う道具も軟式とは異なる特徴があります。ラケットの網は硬く、スピードのあるボールを打てるよう強めに張られています。また、硬式テニスラケットはフェイスサイズやフレームの厚み、重量などの違いで打球のスピードなどが変わってきます。

硬式テニスラケットの選び方|6つのポイント

硬式テニスラケットを選ぶ際のポイントを以下にまとめました。初心者のみならず、中・上級者も参考にしたい選び方のコツをご紹介します。

1.フレームの重さ

1.フレームの重さ

フレームの重さは標準が285g~300gで、310gを超える重めのものから270g以下の軽量なものまであります。初心者の成人男性なら300g前後、女性やシニアの方であればやや軽量な270g前後を選ぶと良いでしょう。中・上級者であれば男性なら300g以上、女性なら285g以上がおすすめです。

ラケットが重いほどにボールに重さが伝わり、力強いショットが打てますが、操作性が落ちてしまいます。重いラケットは上級者や腕力のある方に適しており、軽量なラケットは力がない方や初級者、ご年配の方に扱いやすいのが特徴といえるでしょう。

また、素材によっても重量に違いが出ます。レジャー用のラケットは安価なアルミ製のフレームがよく使われますが重量があり、ガットを張り替える際にフレームが変形してしまう可能性があるので、長く続ける場合にはあまり向きません。
カーボンラケットは軽量なだけでなく反発性も強いため、ボールがしっかり飛んでくれます。また、ガットの張り替えも問題なくできるでしょう。

2.フェイス(面)のサイズ

2.フェイス(面)のサイズ

フェイスサイズとは、ラケットの面の大きさで、標準的なサイズは100インチです。フェイスの大きさでスイートエリアが変わります。フェイスサイズの大小でどのような特徴、メリットがあるか解説します。

  ミッド ミッドプラス オーバーサイズ
フェイスサイズ 95平方インチ以下 100平方インチ前後 105平方インチ以上
こんな人におすすめ ・上級者 ・中級~上級者
・成人男性や成人女性
・初級~中級者
・シニアの方

フェイスが大きいとスイートエリアが広くなりボールが飛ばしやすくなります。ボールを飛ばす力やラケットの真ん中に当てる技術が足りない初級者やシニアの方は、フェイス面積が大きいラケットがおすすめです。面積が大きいぶん、空気抵抗を受けやすくラケットの振り抜きが遅くなるのが難点といえます。

フェイスが小さいと素早い振り抜きがしやすくなりますが、ボールが飛びにくくなりスイートエリアも小さいため、扱いが難しくなります。そのため、フェイスが小さいラケットはボールを飛ばす筋力と、スイートエリアで捉えられる技術のある上級者向けです。

3.フレームの厚さ

3.フレームの厚さ

フレームの厚さは、「薄ラケ」「中厚」「厚ラケ」の3種類があります。それぞれの特徴や向いている人について解説しますので、ご自身のプレースタイルに合う厚みを探しましょう。

  薄ラケ 中厚 厚ラケ
フレームの厚さ 21mm以下 22~26mm 26mm以上

【薄ラケ】

「薄ラケ」は、振り抜きやコントロールがしやすい特徴があります。ただし、厚みのあるフレームに比べてボールが飛びにくくなるため、スイングスピードに長けたハードヒッター向けのラケットといえます。上級者におすすめです。

【中厚】

ボールの飛びと振り抜きのバランスが良い「中厚」ラケット。オールラウンドなラケットで、幅広い層の方が扱いやすいのが特徴です。一般的に普及しているラケットなので、価格もお手頃なものが揃っています。初心者の方などは、自分のプレースタイルを見極めるためにも、まずは「中厚」を試しに選ぶのも良いでしょう。

【厚ラケ】

「厚ラケ」は、振り抜きは悪くなりますがラケットのパワーが強く、ボールが飛びやすいのが特徴です。厚みのあるフレームで強い反発力が得られるため、力がなくてもボールがしっかり飛んでくれます。シニアや初級者にぴったりのラケットです。

4.グリップのサイズ

4.グリップのサイズ

グリップのサイズもラケット選びの大事なポイントです。硬式テニスのグリップは、基本は1~4までとなっており、数字が小さいほどグリップが細くなります。自分の手の大きさに合ったサイズのグリップを選ぶと良いでしょう。

  細いグリップ 太いグリップ
特徴 ・手首が動きやすくなるため、回転がかけやすい
・ドロップショットなど細かいショットが打ちやすい
・手首が動きにくくなるため、力が入りやすくなり、ハードヒットがしやすい
・握るのに握力が必要

一般的に成人男性なら3、女性は2を選ぶ方が多いですが、手の大きさには個人差があるので自分に合ったグリップサイズを選びましょう。また、別売りのグリップテープを巻くことで太さを調節できるため、グリップ選びに迷ったら細めのサイズを選ぶのもよいでしょう。

5.ストリング(ガット)の粗細

5.ストリング(ガット)の粗細

ストリングパターンとは、ガットの縦・横の糸の本数のことを指します。一般的には縦16本×横19本のストリングパターンが基本です。ストリングパターンは、自分のレベルに合わせて選ぶと良いでしょう。

目が粗いガットはスイートスポットが広く、ボールを真ん中で捉えやすいのが特徴です。また、スイングスピードが早くなくてもスピンをかけやすいため、初級者向きといえるでしょう。

目の細かいガットは縦横の糸が交差する数が多くなるため、切れにくく丈夫です。スイートスポットは小さくなるものの、真ん中に当てる技術があれば、粗めのガットよりコントロールしやすいので上級者向けです。

6.フレームのバランス

フレームのバランスも重要です。フレームの重心がどこにくるかによって、ボールに力が乗せやすくなるか、ラケットの細かいコントロールがしやすくなるかの違いが出てきます。

重心がフレームの先端に近い「トップヘビー」はパワー重視でハードヒット向きです。重心がグリップ側にある「トップライト」はラケット操作がしやすいコントロール重視の方に向いています。

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硬式テニスラケットとあわせてバッグやケースを揃えよう

自分にぴったりのテニスラケットを見つけて、もっとテニスを楽しもう!

自分にぴったりのテニスラケットを見つけて、もっとテニスを楽しもう!

今回は、硬式テニスラケットの特徴や、初心者から上級者まで使えるラケットの選び方を解説しました。厳選したおすすめラケットもご紹介したので、ぜひ自分にぴったりのお気に入りラケットを選んで、もっとテニスを楽しんでくださいね。