PAGE
TOP
WEB
MAGAZINE

【オススメ登山用リュック・ザック】
適正サイズや選び方について解説!

【オススメ登山用リュック・ザック】適正サイズや選び方について解説!

登山に普段のリュックは使える?

日帰りであれば、普段使用しているリュックでも登山ができない訳ではありません。しかし、1泊以上で計画しているのであれば、登山専用のリュックがおすすめです。

登山用リュックはタウンユースに比べ、耐久性・通気性・収納性・安全性など、あらゆる面で優れています。街中よりも厳しい環境下にある山では疲労やストレスが事故につながるため、安全で快適な登山を満喫するためには専用のリュックを使用しましょう。

登山用リュック・ザックの種類

登山用のリュック・ザックを選ぶ前に、まずは種類をチェックしておくことが大切です。登山用のリュック・ザックといっても、登る山の特徴や運ぶ荷物によりトレッキングパック・クライミングパック・アタックザックの3種類を使い分けることができます。

トレッキングパック

トレッキングパック

登山道を歩くのに適したタイプのリュックです。「トレッキング」とは頂上を目指すことにこだわらず、山歩きを楽しむイメージの登山のことです。後述の「クライミング」よりも“軽い登山”というニュアンスで使われます。トレッキングパックはポケットの数が多いため使い勝手が良く、クッション材のおかげで体への負担が少ないのが特徴です。

クライミングパック

クライミングパック

登山道だけでなく、手足を使って斜面をよじ登るのに適したタイプのリュックです。海外の山は急勾配の斜面も多く、こうした難易度の高い登山を「クライミング」と表現します。クライミングパックは基本的にトレッキングパックよりも構造が薄く、ポケットの数も少ないため、軽量で動きを妨げないのが特徴です。

アタックザック

アタックザック

上記2つのメインリュックの他に折りたたんで持って行くサブバックです。たとえば、山小屋から頂上に行くときなど必要最低限の荷物があればいいときに重宝します。背面にフレームが入っていないため、背負い心地はトレッキングパックやクライミングパックよりも劣りますが、日帰りの登山にも使えるので一つあると便利です。

登山用リュック・ザックの適正な容量

シーン 適正な容量
ハイキング・タウンユース 10~20L
日帰り 20~30L
山小屋で1泊2日 30~40L
山小屋で2泊3日・テントで1泊2日 40~50L
山小屋で3泊4日~・テントで2泊3日~ 50L~

想定する容量よりも少し大きめサイズを選ぶようにしましょう。また、大きなリュックの底の方に荷物を入れると出し入れが大変なため、テントや寝袋を入れるボトムコンパートメントがあるタイプがおすすめです。容量の表示は各ブランドやメーカーによりサイズが若干異なるので注意してください。雪山の場合は、防寒着などで荷物量が増えるため、上記の容量+5L~10L程度のモデルがおすすめです。

登山用リュック・ザックを選ぶポイント

いくつかのポイントをチェックすることで、自分に最適なリュックを見つけられます。選び方次第で体への負担も大きく異なるため、自分に合ったリュック・ザックを選びましょう。

リュックが体にフィットしているか

リュックが体にフィットしているか

骨格や筋肉の付き方には個人差があるため、サイズ自体は合っているように見えても、実際に背負ってみるとしっくりこないことがあります。自分の体にフィットするアイテムを選ぶためには、背中とリュックがしっかりフィットしているか、違和感のある部分はないかをしっかりチェックしてみてください。

ウエストベルトが付いているか

ウエストベルトが付いているか

日常使いするリュックはショルダーハーネスのみのタイプが多くみられますが、登山で使用する場合はウエストベルト(ヒップベルト)も付いているモデルを選ぶようにしましょう。登山ではなるべくぴったりと体にリュックを固定する必要があるからです。実は、重い荷物になればなるほど、荷重は肩ではなく腰で支えるためウエストのサポートが重要になるのです。

リュック背面と背中の長さが合っているか

リュック背面と背中の長さが合っているか

疲れにくいリュックを選ぶためには、バックレングス(背中の長さ)を基準に選ぶようにしましょう。バックレングスと、首のボコっと出ている第七椎骨から腰の付け根までの長さが同程度のリュックが好ましいです。ただし、すべてのメーカーのアイテムにバックレングスが表記されているとは限らないので、やはり実際に背負ってみることが大切です。

サイドポケットが付いているか

サイドポケットが付いているか

登山中は定期的な水分補給が必要です。ただ、リュックの中にドリンクボトルを入れるとうっかり水分補給を忘れてしまうことがあります。そのため、サイドポケット付きのリュックを選びましょう。サイドポケットにドリンクを入れれば、リュックを下ろすことなくボトルを取り出せるため、手軽に水分補給でき、脱水症対策も行えます。

雨蓋が付いているか

雨蓋が付いているか

日焼け止めや救急用のキット、トイレットペーパーなど、使用頻度の高いアイテムを素早く取り出すには雨蓋付きのリュックがおすすめです。雨蓋が付いたモデルは、本体と蓋部分の隙間にウェアなどのちょっとしたものを挟めるので何かと便利です。なかには、雨蓋を取り外してヒップバックとして利用できるモデルもあります。

収納スペースはいくつあるか

収納スペースはいくつあるか

登山用リュックには収納スペースが1つだけの一気室と、2つある二気室があります。一気室タイプは構造がシンプルで軽量な点がメリット。二気室タイプは必要な荷物を素早く取り出せるところがメリットといえます。地図や雨具など頻繁に使うアイテムとあまり取り出さないものを分けてパッキングできるところが便利です。

寝袋は取り出しやすいか

寝袋は取り出しやすいか

寝袋を利用しての登山を計画している場合、リュックのフロント部分から内部のものを取り出せるタイプがおすすめです。一般的に、リュックの一番下の部分に寝袋を収納しますが、フロント部分から取り出せることにより、ボトム部分にある寝袋を取り出すために中身を全部出す必要がなくなります。

おすすめ登山用リュック・ザック

各メーカーからリリースされている登山用リュック・ザックを容量別にご紹介します。

自分の体にフィットする登山用リュックを見つけよう!

登山用のリュックは自分の体型にフィットしたモデルを選ぶことが大切です。背負ってみて少しでも不快な感じがしたら、サイズやモデルを変更してみましょう。快適さはもちろんですが、登山用のリュックは機能性や安全性も重視して選ぶことも重要。ぜひ、自分に合ったリュックを見つけて、登山を満喫してください。