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ダッチオーブンのおすすめ商品7選!
選び方やシーズニング(お手入れ)も解説

ダッチオーブンは、キャンプやアウトドアのブームによって人気が高まっている調理器具。形状や素材などによりいくつかのタイプがあり、使うシチュエーションも様々です。ダッチオーブン選び方やお手入れ方法、おすすめ商品7選を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ダッチオーブンとは?

ダッチオーブンとは、厚い金属素材でできた蓋つきの調理鍋のことです。焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・燻(いぶ)すなどの様々な調理が可能なため、万能な鍋といえます。下から火にかけることはもちろん、焚き火の中に入れて上下から加熱することができ、素材のうまみを最大限引き出せる調理器具として人気です。

ダッチオーブンの種類

ダッチオーブンは形状や使い方により、大きく4つの種類に分かれます。それぞれの特徴や使うシチュエーションについて詳しく解説していくのでご覧ください。

キャンプオーブン

キャンプオーブンは鍋底に3本足が付いているものが主流。持ち運び用の取っ手があることや、安定性の高さからアウトドアシーンでよく用いられます。また、蓋に直接炭を乗せるなどして上方からの加熱もできるため、ピザやパンなど調理の幅が広いのが特徴です。

キッチンオーブン

キッチンオーブンは蓋つきで底が平らなダッチオーブン。網やロストルなどのツールを使えば、アウトドアシーンで活躍してくれます。家庭のコンロやIH(専用タイプのみ)でも使えるため、自宅で本格的なキャンプ料理を楽しむことができます。

コンボクッカー

コンボクッカーとは、深さの違う2つの鍋がセットになったダッチオーブン。片手鍋とスキレットの両方の利点を生かすことが可能です。スキレットを鍋の蓋として用いたり、2つを独立して使って同時調理したりすることができます。

スキレット

フライパン型の鋳鉄製鍋をスキレットと呼びます。重さがありますが、均等に火が通りやすく、温かさが持続しやすいのが特徴。一人分の食事を用意するのにも向いているため、ソロキャンプの相棒としても最適です。

ダッチオーブンを選ぶ際に見るべきポイント

ダッチオーブン選びは前述の種類が決まったら、機能にも着目しましょう。選び方で抑えて置きたいポイントについて解説します。

サイズ・重量

ダッチオーブン選びでは、焚き火台の大きさや鍋のスペックを確認しましょう。鉄製のダッチオーブンは重いため、使い方に合わないと扱うのが面倒になります。

素材

素材 特徴
鋳鉄製

重量があるが、火力がムラなく伝わりやすい。蓄熱性や保温性が高く、使い込むほど焦げにくくなる。

黒皮鉄板製

一枚板を圧延加工して製造するため非常に頑丈。鋳鉄製よりも割れにくく、被膜で覆われているため錆びにくい。

ステンレス製

焦げや錆びに強くお手入れが簡単。IHにも対応しており、軽くて扱いやすい。

カーボン製

遠赤外線効果で食材のうまみを逃さず調理できる。非常に軽くて扱いやすいうえに、洗剤が使えるのでお手入れが楽。

ダッチオーブンの素材は主に上記の4タイプです。鋳鉄製は急激な温度変化で壊れやすいという弱点がありますが、調理とお手入れを繰り返すことで扱いやすいやすくなるため、「鍋を育てる」感覚で愛用することができます。黒皮鉄板製は最も重量がありますが、耐久性に優れているのが魅力。ステンレスやカーボン製は、軽くて扱いが楽なうえに丈夫なため、女性にもおすすめですが、衝撃には注意が必要です。

シーズニングの有無

シーズニングとは、鋳鉄製・黒皮鉄板製のダッチオーブンの油なじみや焦げ防止のために、最初に行う慣らしの作業です。ステンレス製やカーボン製ではシーズニングは必要ありません。お手入れのしやすさの観点から、シーズニングの有無や取り扱い方なども確認しておきましょう。

IH対応

キッチンオーブン・コンボクッカー・スキレットなど、底が平らになったダッチオーブンの中には、IHに対応したタイプもあります。屋外やキャンプシーンで使えるだけでなく自宅のキッチンなどでも利用できるため便利です。

洗剤の使用可否

ダッチオーブンが鋳鉄製の場合、油膜を落としてしまうため洗剤を使わないお手入れが適切です。一方で、黒皮鉄板製・ステンレス製・カーボン製の場合は洗剤を使って水洗いができるため、実用的といえます。お手入れのしやすさも考慮してダッチオーブンを選ぶとよいでしょう。

おすすめダッチオーブン7選

SOTO (ソト)/SOTO DUTCH OVEN

シーズニングが不要で、IH・ガス・ハロゲンヒーターなど多様な火力で利用できるステンレス製ダッチオーブン。家庭鍋と同じようにクリーニングができ、衝撃や温度変化による割れの心配もありません。お手入れが煩わしいと感じる効率重視の方にぴったりのアイテム。

Alpine DESIGN (アルパインデザイン)/ダッチオーブン8インチ

シーズニングレス仕様の鋳鉄製キャンピングタイプのダッチオーブン。ファミリーやグループの野外活動にぴったりの使いやすい大きさです。鍋底が平面で、コンロにかけることができるため、家庭で鍋やカレーなども楽しめます。

Snow Peak (スノーピーク)/和鉄ダッチオーブン26

新潟県にある燕三条地区の鋳物成型技術を駆使した、薄くて丈夫な国産鉄鍋ダッチオーブン。鋳鉄製なのに軽量で、衝撃にも強く、ヒートショックにも強靭に作られています。深底鍋とハンドル付きスキレットのコンビで、使い方次第で料理の幅が広がる高機能アイテムです。

Alpine DESIGN (アルパインデザイン)/ダッチオーブン10インチ

鋳鉄製だが、シーズニングが不要なタイプのダッチオーブン。底がフラットなので、アウトドアだけでなく家庭のコンロでも使用が可能。深さ10インチとたっぷりの容量で、鶏を丸ごと使った料理などダッチオーブンならではの豪快なクッキングを満喫することができます。

COLEMAN (コールマン)/ダッチオーブンSF(10インチ)

蓋が安全に持ち上げられるリッドリフター付き鋳鉄製ダッチオーブン。大豆オイルを主原料とした樹脂を表面にコーティングしているため、シーズニングする必要がありません。フラットな底面で家庭のコンロでも使用することができます。

TARAS BOULBA(タラスブルバ)/キャストアイアンダッチポット

蓋をフライパンとしても利用できるコンボクッカーのダッチオーブン。鋳鉄製ならではのよさが味わえるうえ、底面はフラットタイプなので、家庭用の万能鍋としても役立つアイテムです。

Snow Peak (スノーピーク)/コロダッチカプセル

アスパラやトウモロコシなど長い食材の調理や、ソロキャンプにも最適なサイズで人気の商品。小ぶりで扱いやすく、楕円フォルムがおしゃれです。蓋面にはリブ加工が施されており、鍋としての活用も可能。肉や魚の余分な脂を落として美味しく焼き上げられます。

ダッチオーブンのシーズニング(お手入れ)方法

鋳鉄製や黒皮鉄板製のダッチオーブンの場合、そのまま調理をすると食材がこびりついてしまいます。表面に油をなじませてコーティングをする作業をシーズニングといい、ダッチオーブンの最大の良さを引き出すための大切なプロセスです。また、使用後は、急激な温度変化を避け、丁寧にクリーニングしておくことで錆びや焦げ付きを予防することができます。

ダッチオーブンのお気に入りを見つけよう

ダッチオーブンは素材や大きさ、用途などにより様々な種類があります。本格的にアウトドアを極めたいという方は、鋳鉄製や黒皮鉄板製のキャンプオーブンを手に入れて、使い込むほど黒く美しい「ブラックポット」と呼ばれる状態を目指すのも楽しいでしょう。気軽にキャンプ気分を味わいたい方は、使い勝手の良いステンレス製やカーボン製のスキレットなどがおすすめです。

スポーツオーソリティでは野外だけでなく、家庭でも調理が楽しめるダッチオーブンを数多く取り揃えています。これから購入しようと検討されている方はぜひ一度チェックしてください。