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サステナブルな社会を目指すナイキ「Move to Zero」。環境問題×スポーツの未来への取り組み
2020/09/07 00:00

サステナブルな社会を目指すナイキ「Move to Zero」。
環境問題×スポーツの未来への取り組み

サステナブルな社会を目指すナイキ「Move to Zero」。境問題×スポーツの未来への取り組み

NIKEのサステナブル×スポーツへの考え

サステナブルの考えがファッション業界でも注目される中、世界的なスポーツブランドであるナイキは、「地球を守ることは気候変動からスポーツの未来を守ることを意味する」という信念に基づき、気候変動に対処する取り組みを推進しています。

地球という大きなフィールドがなくなれば、生活はもちろん、スポーツをすることはできません。ナイキは、世界中のどんな競技をしているアスリートであっても、平等にスポーツの未来を描ける社会になってほしいという想いから、地球環境に配慮したサステナブルな活動に取り組んでいるのです。

実際にナイキのプロダクトが生産される過程では、再生ポリエステルとオーガニックコットンを混ぜた素材を使うことで排出される炭素の量を最低限に抑えたり、製造過程で廃棄された素材を再利用したりなど、廃棄物をほとんど出さないよう努めています。

世界の気候変動の動き

世界中で摂氏32.2度を超えた日数は1980年代と比べて25%近く増えており、この温暖化に対する対策を行わないと、2050年までにアメリカのルイジアナ、テキサス、ミシシッピなどの州で、外で過ごせる時間が最大2か月減ってしまうとも言われています。

既にこの気候変動は、スポーツにも影響しています。例えば、アメリカでは猛暑により、湿度の高い環境下でも安全にプレーできるよう新たなルールが設けられたり、練習時間の短縮や、暑さにより試合が中止になったりすることも。

雪の降る地域においては、スノーボードなどのスポーツができなくなる可能性もあります。実際、スノーボードができる日数の平均はこの30年間で7%減少し、この状況が続けば2050年には11%~22%も減る可能性があると予測されています。

ナイキのMove to Zeroはこの地球変動に対処すべく、プロダクトを生産する過程において地球環境に与える影響をできる限り抑え、ポジティブな影響を広めていくために積極的に取り組んでいる活動なのです。

ナイキの「Move to Zero」はどんな活動?

ナイキの「Move to Zero」はどんな活動?

ナイキの「Move to Zero」は地球環境とスポーツの未来を守るために、アイテムの生産過程において排出される炭素と廃棄物の排出量をゼロにすることを目標に掲げ、包括的に取り組んでいる活動です。

ナイキは掲げたビジョンを実現するために、さらに具体的な以下5つの目標をあげ、Move to Zeroに取り組んでいます。

  • ①2050年までに、ナイキ所有及び運営する施設の100%再生エネルギーでの稼働を目指す。
  • ②2015年パリ協定に即し、2030年までに世界のサプライチェーン全体からの炭素排出量を30%削減。
  • ③全てのフットウェア生産過程から生まれた廃棄物の99%を、廃棄せず再活用。
  • ④1年に10億本以上のプラスティックボトルを廃棄する代わりに再利用し、新しいジャージやフライニットシューズのアッパーのための糸を作る。
  • ⑤Reuse-A-Shoeとナイキグラインドの各プログラムは、廃棄物を新しいプロダクト、遊び場の路面や陸上のトラックやコートに変える。

ナイキ「Move to Zero」の取り組み|環境へ配慮した持続可能な製法

ナイキのプロダクトにおいては炭素の排出を抑えたり、無駄な廃棄物が出たりしないよう、さまざまな工夫がされています。

例えば、2008年以降に設計された全てのNike Airソールは、製造において100%再生可能エネルギーが利用され、素材には製造廃棄物をリサイクルしたものを半分以上使用しています。
また、Nike Flyknitは、従来のフットウェアーアッパーに比べ、廃棄物を60%削減する設計になっています。また、製造においてはこれまで6億本分以上のプラスチックボトルを再利用し、廃棄物の削減を実現しています。

さらに、プロダクトにプラスチックボトルを再利用してできた再生ポリエステルを使うことで、新しくポリエステルを作るのと比べて、廃棄物を最低限に抑えて炭素の排出量を約30%削減に成功しています。2010年以降、70億本以上の廃棄されたプラスチックボトルを再利用したというので驚きですね。

そのほか、Nike Flyleatherは従来のレザーの製法と比べて、排出される二酸化炭素の量を抑えた環境に優しい作りになっています。加えて、生地の裁断の仕方を工夫することで、従来のフルグレインレザーの裁断方法と比較し、廃棄物を減らすことに成功しています。

このようにナイキは、サプライチェーンを見直すことで廃棄物をゼロにし、できるだけ持続可能な素材を活用して環境に配慮した生産を目指しています。

Move to Zeroを通して「環境に優しい製品」に目を向ける

Move to Zeroは、「スポーツの未来を守る」というただ1つの目標を掲げ、取り組んでいる活動です。実際にナイキから生み出されるプロダクトは、炭素を可能な限り排出しないよう設計されていたり、再利用した素材を使ったりなど持続可能な製法で生産されています。

スポーツの未来を守るためには、限られた資源の中で私たちの生活や考えを見直していくことも大切です。一人ひとりが環境問題と向き合い、身近なファッションから考えて行動を起こしていくことが地球環境を守り、スポーツの未来を変えていくことに繋がります。

自分自身が身に着けるものにもぜひ目を向けて、「環境に優しい商品を選ぶ」。そんな考えが、商品を選ぶ際の1つの基準になると良いですね。

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