日帰りであれば、普段使用しているリュックでも登山ができない訳ではありません。しかし、1泊以上で計画しているのであれば、登山専用のリュックがおすすめです。
登山用リュックはタウンユースに比べ、耐久性・通気性・収納性・安全性など、あらゆる面で優れています。街中よりも厳しい環境下にある山では疲労やストレスが事故につながるため、安全で快適な登山を満喫するためには専用のリュックを使用しましょう。
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OUTSIDE THE BOX 店舗を探す登山用リュックは、安全で快適な山登りに欠かせません。タウンユースのリュックとは異なり、登山用には様々な機能が搭載され、体への負担を軽減してくれます。そこで、日帰り登山から宿泊まで使用できるおすすめのリュック・ザックをポイントも交えてご紹介します。
日帰りであれば、普段使用しているリュックでも登山ができない訳ではありません。しかし、1泊以上で計画しているのであれば、登山専用のリュックがおすすめです。
登山用リュックはタウンユースに比べ、耐久性・通気性・収納性・安全性など、あらゆる面で優れています。街中よりも厳しい環境下にある山では疲労やストレスが事故につながるため、安全で快適な登山を満喫するためには専用のリュックを使用しましょう。
登山用のリュック・ザックを選ぶ前に、まずは種類をチェックしておくことが大切です。登山用のリュック・ザックといっても、登る山の特徴や運ぶ荷物によりトレッキングパック・クライミングパック・アタックザックの3種類を使い分けることができます。
登山道を歩くのに適したタイプのリュックです。「トレッキング」とは頂上を目指すことにこだわらず、山歩きを楽しむイメージの登山のことです。後述の「クライミング」よりも“軽い登山”というニュアンスで使われます。トレッキングパックはポケットの数が多いため使い勝手が良く、クッション材のおかげで体への負担が少ないのが特徴です。
登山道だけでなく、手足を使って斜面をよじ登るのに適したタイプのリュックです。海外の山は急勾配の斜面も多く、こうした難易度の高い登山を「クライミング」と表現します。クライミングパックは基本的にトレッキングパックよりも構造が薄く、ポケットの数も少ないため、軽量で動きを妨げないのが特徴です。
シーン | 適正な容量 |
ハイキング・タウンユース | 10~20L |
日帰り | 20~30L |
山小屋で1泊2日 | 30~40L |
山小屋で2泊3日・テントで1泊2日 | 40~50L |
山小屋で3泊4日~・テントで2泊3日~ | 50L~ |
想定する容量よりも少し大きめサイズを選ぶようにしましょう。また、大きなリュックの底の方に荷物を入れると出し入れが大変なため、テントや寝袋を入れるボトムコンパートメントがあるタイプがおすすめです。容量の表示は各ブランドやメーカーによりサイズが若干異なるので注意してください。雪山の場合は、防寒着などで荷物量が増えるため、上記の容量+5L~10L程度のモデルがおすすめです。
いくつかのポイントをチェックすることで、自分に最適なリュックを見つけられます。選び方次第で体への負担も大きく異なるため、自分に合ったリュック・ザックを選びましょう。
骨格や筋肉の付き方には個人差があるため、サイズ自体は合っているように見えても、実際に背負ってみるとしっくりこないことがあります。自分の体にフィットするアイテムを選ぶためには、背中とリュックがしっかりフィットしているか、違和感のある部分はないかをしっかりチェックしてみてください。
日常使いするリュックはショルダーハーネスのみのタイプが多くみられますが、登山で使用する場合はウエストベルト(ヒップベルト)も付いているモデルを選ぶようにしましょう。登山ではなるべくぴったりと体にリュックを固定する必要があるからです。実は、重い荷物になればなるほど、荷重は肩ではなく腰で支えるためウエストのサポートが重要になるのです。
疲れにくいリュックを選ぶためには、バックレングス(背中の長さ)を基準に選ぶようにしましょう。バックレングスと、首のボコっと出ている第七椎骨から腰の付け根までの長さが同程度のリュックが好ましいです。ただし、すべてのメーカーのアイテムにバックレングスが表記されているとは限らないので、やはり実際に背負ってみることが大切です。
登山中は定期的な水分補給が必要です。ただ、リュックの中にドリンクボトルを入れるとうっかり水分補給を忘れてしまうことがあります。そのため、サイドポケット付きのリュックを選びましょう。サイドポケットにドリンクを入れれば、リュックを下ろすことなくボトルを取り出せるため、手軽に水分補給でき、脱水症対策も行えます。
日焼け止めや救急用のキット、トイレットペーパーなど、使用頻度の高いアイテムを素早く取り出すには雨蓋付きのリュックがおすすめです。雨蓋が付いたモデルは、本体と蓋部分の隙間にウェアなどのちょっとしたものを挟めるので何かと便利です。なかには、雨蓋を取り外してヒップバックとして利用できるモデルもあります。
登山用リュックには収納スペースが1つだけの一気室と、2つある二気室があります。一気室タイプは構造がシンプルで軽量な点がメリット。二気室タイプは必要な荷物を素早く取り出せるところがメリットといえます。地図や雨具など頻繁に使うアイテムとあまり取り出さないものを分けてパッキングできるところが便利です。
寝袋を利用しての登山を計画している場合、リュックのフロント部分から内部のものを取り出せるタイプがおすすめです。一般的に、リュックの一番下の部分に寝袋を収納しますが、フロント部分から取り出せることにより、ボトム部分にある寝袋を取り出すために中身を全部出す必要がなくなります。
各メーカーからリリースされている登山用リュック・ザックの中から人気アイテムを10点ピックアップしました。それぞれのモデルのおすすめポイントもご紹介します。
\スリムなシルエットと使い勝手の良さが魅力/
CORDURA®ナイロン素材を本体素材に採用した耐久性に優れたリュックは、抜群のフィット感が魅力です。耐久性だけでなく、機能性・軽量性など、登山に必要な要素をバランスよく備えているところが多くのユーザーを魅了しているポイント。テント泊も可能なリュックは、レインカバーが付属しており、初心者でも安心して使用できます。
\山歩きをサポートしてくれる荷重分散機能/
山小屋泊や夏場のテント泊などに最適な45Lサイズ。大容量ながら軽量で価格がリーズナブルなところも魅力です。リュックのボトムから内部へアクセスできるので、荷物の下に収納した寝袋もすぐに取り出せます。調節が簡単な改良型ヒップベルトが荷重を分散し、体への負担を減らしてくれるおすすめモデルです。
\優れた通気性の背面パネルが快適にサポート/
初心者からベテランまで幅広いファンを持つテルス35。アップデートされたことで生地の強度が上がり、収納スペースが増え、さらに軽量化まで実現しました。丈夫な構造になっているので、登山はもちろんアウトドアや旅行など幅広いシーンで活躍してくれるモデルです。容量は36Lと38Lの2種類あります。
\登山はもちろんキャンパーにも大人気/
ベーシックな機能性で日帰り登山から山小屋泊までできる人気モデルです。動きながら水分補給できるハイドレーションシステムに対応しており、レインカバー付きなので急な天候の変化にも安心です。サイドのファスナーから本体内部へアクセスでき、荷物の出し入れが簡単なところも特徴の一つ。
\登山はもちろんキャンパーにも大人気/
フロントフルオープンシステムでパッキングがしやすく、取り出しも楽なのが大きな特徴。背面には通気性に優れている3Dメッシュパネルを使用しており、リフレクター・レインカバーなどの機能も搭載しています。チェストストラップとウエストベルトで安定感があるのも嬉しいポイント。素材は軽さに定評のあるポリエステルを採用しています。
\シンプルなデザインでタウンユースでも活躍/
ボーダーライン2はスポーツオーソリティの限定商品です。容量が30Lと汎用性の高いモデルなので、日帰り登山からキャンプなど、様々なアウトドアシーンで活躍してくれます。シンプルなデザインでタウンユースとしても利用可能なため、多くの場面で使えるリュックが欲しいという方におすすめです。
\機能性抜群で価格もリーズナブル/
フロントの特徴的な斜めのジッパーポケットが印象的なデザインのリュック。収納性に優れたモデルは、多数のポケットを備えているため、小物の収納や小分けに便利です。背面に搭載したパネルのおかげで、蒸れを軽減し快適な背負い心地を実現しました。シンプルなデザインとカラーバリエーションが豊富なところも魅力。
\街でも山でも使い勝手の良いバックパック/
細身でスタイリッシュなデザインが特徴的。一日分の装備を詰め込むのに最適な25Lサイズで、耐衝撃性に優れたウレタンポケットを備えているので、モバイル機器も安心して収納可能です。バンジーコードが付いているため、上着を脱ぎ着する際にいちいちリュック内部に収納したり、取り出したりする手間を省けます。
\機能性の高いデイパックは女性にもおすすめ/
スポーツオーソリティ限定アイテムをアップデートしたモデル。容量は女性にもおすすめの約20Lで、アウトドアシーンだけでなくタウンユースにも最適なサイズです。体にしっかりフィットし、高い機能性を備えているので、使い勝手の良さに定評があります。フロント部分にブランドロゴを刺繍印字したクラシカルなデザインも魅力です。
\生地の耐久性と快適な使い心地が魅力/
シンプルなカラー・デザインが人気のリュックは、大きすぎず持ちやすいサイズ感が特徴です。デイリーユースから小旅行まで、幅広いシーンで活躍してくれるアイテムは、多くのユーザーに支持されるロングセラーモデル。デザインはもちろん、機能性の高さからファンを惹きつける良さを実感できます。
登山用のリュックは自分の体型にフィットしたモデルを選ぶことが大切です。背負ってみて少しでも不快な感じがしたら、サイズやモデルを変更してみましょう。快適さはもちろんですが、登山用のリュックは機能性や安全性も重視して選ぶことも重要。ぜひ、自分に合ったリュックを見つけて、登山を満喫してください。
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