カラダを守る乳酸菌B240とは、大塚製薬の長年にわたる腸と乳酸菌に関する研究からその働きを確認した植物由来の乳酸菌。
日々の健康リスクに備え、体調管理をサポート。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)とは、筋肉を構成する必須アミノ酸の30~40%を占めるバリン、ロイシン、イソロイシンの総称。アルギニンとともに、酷使したカラダのリカバリーをサポート。
タンパク質は筋肉や臓器などを構成する重要な成分。
なかでも、ホエイタンパクは吸収が早く、体の組織の材料になりやすいといわれている。タンパク質が不足すると、様々な健康リスクを抱えやすくなるため効率良く摂ってほしい成分。
女子20km競歩
岡田 久美子 選手
トップアスリートの中でも、女子20km競歩の第一人者・岡田久美子(ビックカメラ)のコンディショニングは非常に細かいところまで行き届いている。体温、体重に睡眠時間、心拍数、最近ではSpO2(酸素飽和度)も計測し、日誌に毎日記録しているという。それに加えて疲労度も10段階で評価している。「そうやって記録していくと、疲労度や調子には波があることがわかります。それがわかれば、あとは調子が良い時はどんな体温なのか、どんな睡眠を取った時なのかなど、細かい情報まで知ることができるので、コンディションを整えるために何をすればいいかが明確になるんです」
ここまでコンディショニングを徹底するようになったきっかけは2017年のこと。体調を崩し気味で思うような結果が残せなかったのだ。今振り返ると、「トレーニングとリカバリーのバランスが取れていなかった」と言う。「練習量を増やしたことでからだが疲れすぎていたんです。回復が追いついておらず、貧血になったり、風邪を引きやすかったりしました」
自分がもっと競技者として向上していくためには何が必要なのか、結果を残すためには何が必要なのか。考え抜いた結果、行き着いた答えが、今までおろそかにしがちだった〝コンディショニング〟だったのだ。
翌年からはレベルアップのためにウエイトトレーニングも取り入れる。筋肉がつくことによって、からだの疲労度にも変化があった。回復が遅いと感じることが増えたのだ。そこで注目したのが、睡眠と食事。睡眠は8時間以上確保するだけではなく、質を高めるために寝心地の良いウエアを使うようにしている。食事もただ食べるだけではなく、どんな栄養素が必要かを考える。この睡眠と食事のバランスも、岡田が取り組んでいるコンディショニングの1つだ。「特に長距離選手は食事を減らしがち。でも、からだを動かす土台となるエネルギーが枯渇していると貧血になりやすいですし、良い練習はできません。まずはきちんとエネルギーを確保して、プラスアルファで自分に足りない栄養素を補給することが疲労回復には大切です」
昔はご飯も1回に200g程度しか食べなかったが(茶わん1杯が約150g)、今では250~300gに増やし、トレーニングに必要なエネルギーが枯渇しないように注意している。さらにプラスアルファで、岡田がコンディションを整えるための栄養補給に使っているのがボディメンテ ゼリーだ。「からだを早く回復させたい時にとるようにしています。今は午前中にメイン練習を行い、午後は軽いトレーニングになることが多いんですが、そういう時は午前の練習が終わった後にとっています」
競歩のトレーニングは長時間にも及ぶため、からだだけではなく、内臓にも大きなダメージを与える。練習後、疲れ過ぎて食欲がないという経験をした選手も多いだろう。その理由は、この内臓疲労にある。「そういう時でもボディメンテ ゼリーはとりやすいので、食が進まない時でもリカバリーに必要な栄養素を、最高のタイミングでしっかり摂取することができるんです」
岡田はトレーニングを見直した2018年シーズンからは、乳酸菌B240とタンパク質が含まれるボディメンテ ゼリーをオフの日も含めて毎日欠かさずとっており、コンディショニングに役立てている。一方で、体質的に胃腸の調子を崩しやすいことから粉末のプロテインなどは使わず、タンパク質の補給もボディメンテ ゼリーでまかなっているという。
練習もコンディショニングも日々の積み重ねが結果に表れる。継続は力なり。その成果は、2018 年以降の岡田の結果を見れば一目瞭然である。「ボディメンテ ゼリーは私が世界と戦っていくために欠かせない武器の1つです」と、岡田は言う。「東京五輪ではリオデジャネイロ五輪(2016年)での悔しさを晴らしたい。今、フォームの改善にも取り組んでいます。1年延期になったことは残念ですし、少しモチベーションが落ちてしまった時期もありました。でも、目標のメダル獲得に向けた課題をクリアする時間をいただけたと今は思えるようになりました」
当初は今年5月に開催予定だった世界競歩チーム選手権(ベラルーシ・ミンスク)に向けて急ピッチで仕上げていたが、大会の中止と東京五輪延期を受けてトレーニング計画をリセット。取り組んできたウエイトトレーニングのメニューも変更し、筋肥大をさせずに歩きの力強さが増すように調整している。「8月6日の16時30分(東京五輪の女子20km競歩スタート予定時刻)。この時間に最高のコンディションでスタートラインに立ちたい。そのために、この日から逆算して計画を練っています。これからもボディメンテ ゼリーという武器を使ってコンディショニングをしながらトレーニングに取り組んでいきます」
大学時代、からだの変化もあって20km競歩になかなか対応できず、挫折も味わったその歩みは、とてもゆっくりだったかもしれない。「3歩進んで2歩下がるような感じですね」と笑う。だが、その目はまっすぐ五輪の表彰台に向けられている。延期になっても、岡田の決意は揺るがない。むしろ、今まで一歩一歩積み重ねてきた歩みが、さらに365歩増えるだけ。その分、岡田は確実に目標へと近づいている。「東京で、私の集大成を見せたい」
その姿を見られる時が、今は待ち遠しいばかりだ。
※こちらは月間陸上競技2020年12月号に掲載された内容です。