AIR MAX
Collection
すべての始まりです。エア マックス 1はビジブルエアが初めて搭載されたシューズです。エア マックス 1が巻き起こした「エアレボリューション」は、ナイキが1987年に陥っていた停滞状態から抜け出すきっかけにもなりました。当時、ナイキエアは決して新しいものではなく、すでに1978年にエア テイルウィンドでフォームの中に組み込まれた「エアソール」として導入されていました。エアを目に見えるようにすることに対して多くの人が奇抜すぎると考えましたが、デザイナー率いるチームはこのアイディアを押し通し、エア マックス 1が誕生しました。
ナイキのデザイナーは、この革新的なテクノロジーを目に見えるようにして、ランナーたちがそのクッショニング機能をより深く理解できるようにしました。こうして、スニーカーの概念を変える定番商品となった、ビジブル Air を搭載したナイキ エア マックスが生まれました。
エア マックス 90はエア マックス 1の進化版で、大きめのビジブルエアウインドー、屈曲溝の入ったアウトソールや、それらを引き立てる目を引くような赤い色使いが特徴的でした。この鮮やかな赤色は後に「インフラレッド」として知られるようになり、今でもこの色がエア マックス 90の代名詞になっています。畝のあるプラスチックパネルと、シューレースを自分の好みの形に通せるようなデザインで完璧なフィットを実現しています。当時のエアマックスシリーズの中では最大のナイキエアを採用しました。前方向への動きを感じさせる流線型のデザインが大きな特徴です。
エア マックス 1の誕生まで、製造工程を簡単にする為、エアバッグは薄くなっていく傾向にありました。しかし開発チームは、より多くのエアをソールに注入する事で足下でよりクッションを感じてもらえるようにしたいと考えていました。エア マックス 90のエアバッグはその通り、エア マックス 1と比べてより多くのエアを注入する事でより良いクッショニングを実現しています。
その見た目と快適な履き心地で称賛を得たおしゃれなエア マックス 95は、フォアフットにビジブルエアを搭載させた初めてのシューズです。デザインの骨格となるミッドソールを背骨に例えた独創的なスタイルは、人間の体に着想を得たものです。ナイロンのレースループは肋骨を、アッパーの層状になっているパネルとメッシュは筋繊維と皮膚を表現しています。アッパーの下部から上に向かって暗い色から色が明るくなっていくグラデーションを施したのは、オフロードのランニングでも汚れを目立たせないようにするためです。
ナイキ エア マックス 93に初めて搭載された技術より、内部の空気圧に依存しない3Dエアソールの成形が現実となりました。このイノベーションを最大限に生かし、ブロー成形された2つのAirソールユニットを採用したナイキ エア マックス95で初めて、前足部にビジブル Air が搭載されました。
エア マックス 97は、フルレングスのポリウレタンにフルレングスのデュアルプレッシャーエアバッグを採用した初めてのナイキシューズです。フォールシーズンのカタログに登場したエア マックス 97は1997年に展開されたエアマックスの2足目のデザインです。日本の新幹線からインスピレーションを受けたという長く語られている説がある中で、デザイナーは自然、特に池に水滴が落ちる瞬間に作られる波紋が着想源だったと話しています。「水滴が落ちて、エアユニットに向かって放射状に広がる」イメージです。シルバーの反射素材のパイピングを用いたのは、デザイナーがマウンテンバイクとその金属部品を好きなことが理由です。
1997年、ナイキのデザイナーとデベロッパーたちは、フルレングスのAirソールの製法を編み出し、フォームのないエア マックス誕生に向けた歴史的な前進を果たしました。その最初の一歩は、かかと部分と前足部が内部で繋がったAirユニットを作ること。次のタスクは、フルレングスの3D成形したユニットに溶かしたフィルムを貼り付けてエアを閉じ込めつつ形状を支える方法を考え出すことでした。
エア マックス 97のように、98もフルレングスのマックスエアテクノロジーを採用。前足部の2つのシューレースループが最適なフィット感を提供します。エア マックス 98のもう1つの特徴として、同じ年のスプリングとフォールのそれぞれのシーズンに別々のデザインが展開されたことが挙げられます。イメージはスプリングモデルです。
フォールシーズンに発表されたエアマックス98は、オリジナルのカラーがミッドネイビー/グリーンチリホワイト・ハイパーブルーでした。
2017年にリリースされたエア ヴェイパーマックス フライニットは、エアユニットのみでアウトソールを構成する初めてのシューズです。ヴェイパーマックスプロジェクトの成功は、7年にも及んだ研究開発と、ナイキ史上最も多く行ったテストの賜物でした。大き目のプロジェクトより4倍多い120回以上の試験に耐え、2016年秋の時点では、108回の摩耗テストを行い、試験走行距離は33州で10万9000マイル(17万5418キロ)以上を記録しました。山あり谷ありのプロジェクトで、献身的なエンジニア、デザイナー、開発者で構成されたチームが、素材やプロセスの課題を乗り越えて完成にこぎつけました。
エア マックス 270は2018年にリリースされました。90年代前半のエアマックスシリーズ、特に1991年のエア マックス 180とエア マックス 93に影響を受けたデザインです。屈曲性と通気性を確保するために部位ごとに目の荒さを変えたメッシュのアッパー、かかとからつま先までスムーズな体重移動を可能にする、2つの異なる密度のフォームを成形加工したフォーム、衝撃をより一層吸収するために新設計されたフルボリュームのエアマックスユニットが特徴です。エア マックス 270のヒール ユニットの厚さは32ミリです。かかとのエアがこれまでで最も大きな体積となっており、これまでにないエア クッションの快適さを提供します。テストで履いた人はトランポリンのような感覚があるとも言います。「270」の名前は270度にわたってエアマックスユニットの内側を見ることができるつくりに由来します。270はエア マックス 93に対するニックネームでもありました。
デザイナーが探していたのは都市の環境にも耐える強い素材です。ヴェイパーマックスのスッキリとしたミニマルな外見を維持させることも重要でした。フライニットは人気があるものの暖かい季節に履くシューズとして考えられていたため、1年中履ける素材のシューズが求められていました。フライニットと同じ特性を兼ね備えていながら1年を通して履ける新しいものが期待されたのです。担当チームはプロジェクト開始からヴェイパーマックスの未来を感じさせるデザインを探し求めてきました。イメージしたのは宇宙飛行士が着用した歴代の宇宙服。その機能にもインスピレーションを受けました。機能性と未来的なデザインが融合してエア ヴェイパーマックス 2019は生み出されたのです。
NIKE SPORTSWEARチームは、エア マックス 270をさらに進化させるべく、エアバッグの設計と製造能力の限界を追求しました。エアマックス720は、1日中履いていても快適に過ごせるクッションを消費者に提供しながら、エアマックスシリーズを新たな次元へと導くようデザインされております。デザインの着想元はエア マックス 97、エア マックス 98、エア マックス デラックス、エア マックス プラスです。エア マックス 720のエアユニットはエア マックス 270よりも6mm高くなっています。履き心地のいいスポーツウェアシューズとして発表されたエア マックス 720は多くの摩耗テストを経ており、その結果が特にアウトソールの素材とパターンに見られます。